METARの読み方入門|文字列を運航イメージに変える
METARは飛行場の気象実況を定型形式で伝えます。略号を順番に訳すだけでなく、離着陸や訓練内容にどう影響するかを考えることが重要です。
基本的な並び
- 地点略号
- 観測日時
- 風向・風速
- 卓越視程
- 現在天気
- 雲量・雲底
- 気温・露点温度
- 気圧
- 必要に応じた補足情報
風
風向は原則として真方位、風速には単位が付きます。変動風向やガストが記載される場合は、単一の数値ではなく範囲として捉えます。滑走路との関係から向かい風・追い風・横風成分を検討します。
視程と現在天気
視程の数値だけでなく、雨、霧、もやなど低下の原因を確認します。原因によって今後の変化や局地性が異なるため、予報や周辺観測と合わせます。
雲
雲量と雲底高度を読み、シーリングとなる層を確認します。対流性の雲が示される場合は、降水、乱気流、雷など関連する現象にも注意します。
気温と露点
気温と露点温度が近いときは、空気が飽和に近い可能性があります。ただし、この差だけで霧や雲の発生を断定せず、風、地表状態、時間帯、予報などを合わせて考えます。
読み終えた後の3つの質問
- 訓練の実施に影響する要素は何か
- 時間とともに改善・悪化しそうか
- ほかに確認すべき公式情報は何か
METARの書式と運用は地域や改訂で異なる場合があります。最新の公式資料、所属組織の手順、教官の指示を使用してください。